ミッション
「楽・早・便利の提供」
〜売り手・買い手・世の中を笑顔でいっぱいにする〜
経営ビジョン
具体的には「コミュニケーションツールの開発・提供を通じて、顧客の生産性向上に貢献すること」を会社のミッションと捉えています。
医療機関・福祉施設に訪れる患者さん・利用者さん、そこで働くスタッフさん、そしてもちろん経営者さん、関わるわたしたち、全員が笑顔になれるコミュニケーションツールの開発・提供がわたしたちの役割です。
DX推進宣言
人口減少・高齢化が進む日本。人口構造の変化によって、医療と介護を必要とする人の数は増える一方です。また若い世代の労働人口は減少する見込みで、医療・福祉業界では、需要と供給のバランスが崩れ人手不足がより深刻化がより一層深まるだろうと考えられています。こうしためまぐるしい変化に、効率化とコスト削減、ひいては「働き方改革」が求められています。
医療・福祉業界はデジタル化が進み難いと言われる業界です。しかしマイナ保険証の導入や、人々の生活様式の多様化や意識に変革が訪れているこのタイミングだからこそ、現場意識を変えやすい時期だと考えます。
また意識を変革しやすい時期にあるのは、医療・福祉業界だけでなくどの業界も例外ではなく、まず当社内を変革させていく必要があります。
そのためにはDX推進が欠かせないと考えます。社内でDX関連技術を積極的に習得・活用し、自社のDX推進に活用することで新たなサービスを創出し、生産性と働き方改革を同時に達成することを目指し変革に取り組んでまいります。
またお客様のDX推進に、高品質かつスピーディーに価値を提供できるように変革に取り組んでまいります。
DX推進体制
社長を委員長とした「DX推進委員会」を設置し、社内DXの推進を行う。
推進の環境整備
- 就業場所の自由化…クラウドシステム、クラウドストレージの利用。(Dropbox/サイボウズなど
社内にてクラウド型のシステムを利用する事による就業場所の制限の低減を実施。また社内での実地を経て、クラウドシステムのメリットを顧客へ提案。 - コミュニケーションのデジタル化…チャットツール・オンライン面談ツール等の活用。(LINE/Chatwork/ZOOMなど)
チャットツール・オンライン面談ツールを活用することで、お互いの拘束時間を最小限にしつつ、リアルタイムにコミュニケーションをとって、迅速な課題対応につとめる。 - タスクの見える化…タスク管理システムの活用
業務の見える化を推進。業務の属人化を防ぎ、生産性の向上に努める。
- ペーパーレス化…電子書類のさらなる活用。
発行/印刷/郵送にかかる時間、紙資源の削除に努める。
環境整備予算として毎年経常利益から5%を充当する。
DX人材の育成
社内外の教育受講、各種資格取得を促進に努める。
・DXリテラシー向上のための社内教育、外部教育の受講
・社員へのDXツールの利用促進
・DX人材育成に向けた教育・資格取得の奨励(ベンダー認定資格、プロジェクトマネージメント系資格など)
育成予算として毎年社員一人当たり10~20万円充当する。
事業モデル/推進戦略
これまで診察券部門を中心とした3つの事業を柱に経営を行ってきました。
2030年度内までの経営戦略ではこれらの事業にDXの観点を取り入れ、
社内及び顧客自身の当事者意識の醸成に寄与しながらDX浸透を勧める方針としました。
(1) 診察券部門(+DX推進・支援業務)
事業内容
インターネット販売を中心とした各種印刷物・広告物のデザイン&印刷部門。
Google Search ConsoleやGoogleアナリティクス等を用いたWEBサイトの改善、SEO対策。
サイボウズ等を利用した進捗、受注発送、売上管理など各種管理システムの活用。
推進戦略
・注文管理システムの刷新
現在使用中の注文管理システムは、独自システムとして開発した注文フォームと連動していないため、注文メール受信後、注文情報等を手動登録で行っている。その他送り状の発行も同様に手動作成となっている。
今まで手動作業で行っていた時間を、独自性の強いコア作業へ集中しやすいように、登録作業を自動化する新たな進捗管理・顧客データ管理システム刷新を行う。
2023年度に一度開発佳境まで進めたが、欠陥的な不具合が発覚したため一度開発を中止した。
今後は極力オープンソースタイプのショッピングカート化を中心としつつ、注文管理システムと注文フォームとの連動、注文情報の自動登録、また送り状作成情報をSCVデータ生成ができるシステムへの刷新を進めたい。また同時に売上管理や注文内容データの収集が同時にできる機能を持たせる。
目標: 2030年度内までにシステムの刷新・稼働を開始。2031年度にシステム刷新前の年度との比較を行い、コア作業以外の業務時間の削減が3割減となることを目指す。
・顧客への注文フォーム利用促進。
現在注文フォームを利用することで、注文内容をマイページ内に履歴として残すことが可能となるシステムを構築している。そのため、この注文フォームの利用促進を促す。フォームを用いた顧客は、従来発生していた注文履歴確認のために弊社に問い合わせ、その返事を待つ時間を短縮し、即時注文が可能となる。
また当社は注文ツールを用いていただくことで、問い合わせ対応の時間を減らせ、
コア作業へ注力することが可能となる。また注文データの蓄積にもつながるため、下記のデータ活用に活かせる。
目標:随時顧客に注文フォーム・マイページ活用支援導入を行い、70%の顧客が注文フォームを利用している状況とする。一年ごとに導入率を測定する。
・注文データの活用
現在顧客の注文に関するデータは収集しているが、解析・活用については有効的なものまでには至っていない。
注文頻度等を解析し、顧客の注文を待つのではなくこちらから在庫状況等お伺いし注文を促す「攻め」の営業を行う。また現在注文をただ「待つ」といったの状態のため、毎月の売上にムラがある。データ活用を用いた「攻め」の営業を行うことで、売上向上・安定化を図る。
目標:2026年度までにデータ活用のルールを定め、2027年度中に活用開始。
期末会議にてルール策定状況を開示、評価を行う。営業を開始したら、データ活用を行っていない前年度と比べ、売上の上昇・月毎の売上ムラの有無等の評価をおこなう。
(2) コンサルティング部門(+DX推進・支援業務)
事業内容
医院経営・集患戦略支援のための部門。潜在顧客の調査、伴走支援、人材適性検査ツールの提案、求人ツールの活用・提案。
培った経験にデータ分析を加えた戦略支援とITツール活用によるデータ活用・業務効率化を提案
推進戦略
ITツールを顧客へ提案前に社内で導入し、活用や業務効率化をおこなう。弊社の導入事例を元に顧客へ、ITツールの利用・を促進し、業務の効率化を支援していく。
目標:2030年度内までに全ての顧客が、最低1つ以上はITツールを利用している状況を目指す。
一年ごとに導入率を測定する。
(3) 人材教育支援ツール・マニュアルサイト制作部門(+DX推進・支援業務)
事業内容
WordPressなどを用いたオンラインマニュアルサイト/学習管理システムなどの開発、レクチャー。
推進戦略
顧客への提供に先駆け、社内でオンラインマニュアルの活用。
現状散開している社内マニュアルを一箇所にまとめ、どこからでも閲覧できるようにする。
また一度マニュアルを作成したら終了、ではなくやり方等が変更になれば誰でもすぐ書き換えられるように教育を行い、常に業務改善に取り組む姿勢を育む。
目標:社内マニュアルを稼働開始済み。だが抜けなどがまだあるため、積極的に更新・追加作業を行い2027年度内に充足した車内マニュアルを策定。2030年度内までにすべて顧客の顧客にマニュアルサイトを提供、活用を促す。半期ごとに導入率を測定する。また提供先の従業員使用率に関して、当社独自指標を作成し年に一度アンケートを取り、習熟度を図る。
その他推進戦略
・パートナー企業とチャットツールを利用したリアルタイムなやり取りが出来る関係を築き、
不明点をスムーズに解決出来る体制の構築。
・会計・売上管理システムの刷新
データ分析環境を強化し、プロジェクトや各部門の採算状況のタイムリーな把握による、社員一人一人が経営者意識をもったプロジェクト経営、部門経営への取組みにむけて、会計・売上管理システム(特に事業2と事業3)の刷新。
2022年11月 公表
2024年9月 改定