「この人、絶対うちに合う!」と思って採用したのに、入社後に「あれ?なんか違った…」という経験はありませんか?
実はこれ、求職者さんだけの問題じゃなくて、企業側の見る目がズレていることが原因なんです。
「どんな人を見て、どう育て、入社後にどう支えるか」が曖昧なままでは、ミスマッチは何度でも繰り返されてしまうでしょう。
一方で、伸びる人を見抜く基準をしっかりと理解しておけば、人材の定着率は格段に向上します。
本記事では、1月に開催した採用定着セミナーの内容を振り返っていきます!
【本記事でわかること】
- 面接での判断ポイント
- 中途採用と新卒採用の違い
- 入社3か月をどう支えるか
ぜひ、最後までご覧ください。
中途採用は「見抜き力」で勝負が決まる

セミナー前半の講師:小串さん
セミナー前半は、くらし専科の代表でもある小串講師の『中途採用に関する講義』です。
参加者が共通して抱えていたモヤモヤが「面接は上手くいったはずのに、定着しない…」という問題でした。
小串講師の「面接はテクニックじゃなくて、本質を見抜くものさしが大事!」という言葉から講義が始まりました。
なんと今回は、弊社の小串社長と、メンタルサポート三重の矢田さんによるW講師が実現した豪華なセミナーです!
1.採用のキーポイントは再現性

ラッキーゴールを狙うだけの採用戦略では、結果は伴いません。たまたま素晴らしい人材とつながることもあるかもしれませんが、そのようなケースは極稀です。
笑顔や話し方、経歴といった表層的な判断では、求職者の特性は掴むことは困難でしょう。
【よくある面接の失敗パターン】
- 雑談ばかりで、何も判断材料を聞き出せていない
- 何となくの印象だけで、採用を決めてしまう
結果として、入社後に「なんか思ってたのと違う…」という悲劇が繰り返されます。
確かな判断軸を持って、再現性のある面接を行うことが大切やね!
2.再現性のある質問例
具体例として、面接では以下のような質問がおすすめです。
| 失敗体験 | 何がうまくいかず、どう改善したか? |
| 成功体験 | 成果を生んだ具体プロセスはあるか? |
| 学習習慣 | 直近1年でやって良かった自己投資は? |
体験や習慣は、簡単に取り繕えない領域です。ふわっとした答えしか出てこない人よりも、自分の言葉で考えを説明できる人のほうが、自立心があると判断できますね。
3.ロールプレイで見えた本質

概要を理解できたところで、セミナー参加者は隣同士でペアになり〈面接官役〉と〈求職者役〉にわかれてロールプレイングを行いました。
面接官役が「なぜそう思いましたか?」「その結果どうなりましたか?」と何度も深掘り。最初はキレイな成功談が出てきますが、突っ込まれるとだんだんボロが出てくることがわかりました。
質問を重ねることで、第一印象ではわからない相手の本質が初めて見えてきます!
新卒採用は「育成前提」が基本

セミナー後半の講師:矢田さん
セミナーの後半は、矢田講師にバトンタッチして、高校生を中心とした新卒採用についての話題を展開しました。
1.新卒採用の特徴

まず、新卒採用では前提から違います。高校を卒業したばかりの新卒は即戦力ではなく、あくまで会社が育てていく人材です。
ここで「いやいや、最初から優秀な人だけ雇うから」と考える方もいるかもしれません…
たしかに、なかには自立心が高く、入社直後から活躍できる“スーパー新人”も存在します。ただし、そうした人材は大手企業とも競合するため、中小企業が採用できるのはかなり例外的なケースです。
だからこそ新卒採用では、「誰を取るか」以上に、「育つ人か・どう育てるか」を前提に設計する必要があります。
【新卒を採用するうえでの心構え】
- 社会経験ゼロが当たり前
- 未成年を預かる責任を持つ
- 保護者・学校との信頼も大事
2.企業が見るべき3つの資質
新卒面接で注視すべきは、スキルではなく資質です。
特に、以下の3つの視点を重視してください。
| 1.素直さ | 助言を受け止められる |
| 2.協調性 | 周囲と歩調を合わせられる |
| 3.継続力 | 途中で投げ出さない |
例えば、「でも…だって…」のようなネガティブな口癖よりも、前向きな発言がある人のほうが将来性に期待できそうですよね。
現時点での優秀さだけでなく、こういった伸びしろに注目すれば、育て方次第で大きく成長します。
3.プライバシーを尊重した質問

面接では、質問の仕方ひとつで会社の信頼に影響する場合もあります。たとえ善意のつもりでも、踏み込みすぎた問いかけは求職者を身構えさせ、企業への印象を下げてしまうでしょう。
特に高校生の場合、面接で聞かれた内容を学校へ報告するケースもあります。
不用意な質問は、その場だけの問題にとどまらず、学校との関係や翌年以降の採用にも影響するかもしれません。
あなたの会社を守るためにも、家庭環境・健康・宗教など、プライバシーに関わる内容を直接的に質問するのは避けてください。
●参考文献:厚生労働省「採用選考時に配慮すべき事項」
定着するかは入社後の3か月で決まる!

採用はゴールではなく、あくまでスタートです。どれだけ面接がうまくいっても、入社後の関わり方が弱ければ定着は難しくなります。
中途か新卒かに関わらず、会社で長く働き成長できるかどうかは最初の3か月でほぼ決まります。見抜きがいくら巧みでも、受け皿が弱ければ新入社員は会社から離れていくでしょう。
【入社に伴う会社の準備】
- 入社初日から相談先をはっきり決める
- 週次の振り返りで、不安をため込ませず言語化する
- 段階目標を決めて、1か月ごとの小さなゴールを設定する
なお、傾向としては、中途採用は放置に傾きやすく、新卒採用は過保護になりやすいという偏りが生まれがちです。
だからこそ、日常の関わり方を少しだけ整えることで、離職リスクを下げる現実的な打ち手になります。
このテーマについては、2月24日の採用定着セミナーで詳しく解説する予定ですのでご期待ください!お申し込みは、公式LINEから簡単にできますよ!

採用×定着セミナーで人材に関する不安を解消しよう!

面接は、無計画に雑談をする場ではありません。
会社にとって大きな選択ですが、求職者にとっても人生を左右する重大な局面なのです。
【今回の振り返り】
- 合否の根拠として、思考・再現性・習慣に着目する
- 新卒は育てる前提で採用する
- 入社後のフォローも考慮しておく
面接での見極めがきちんとできていれば、「採用の質」も「定着率」も高まっていきます。
なお、『採用×定着セミナー』は毎月開催しています。何度も参加していただくことで、より深く人材に関する本質が理解できる実践型のセミナーです。
詳細については、弊社の公式LINEにて配信していますので、ぜひチェックしてみてくださいね!