「求人票は、条件や仕事内容を並べれば完成!」…というわけではありません。
その文章からは記載情報だけでなく、社風や会社の考え方、従業員同士の距離感までが自然と表れるものです。だからこそ、実際に書き始めると思った以上に言葉に詰まってしまう場面も出てきます。
くらし専科が12月に開催した『採用×定着セミナー』では、求人票を入口に、採用について少し立ち止まって考える場を設けました。
ただ正解を得るのではなく、自社と向き合い、採用を考え始めるためのきっかけ作りを目的としたセミナーです。
この記事では、弊社のスタッフとしてセミナー運営に関わった立場から、当日の空気感を振り返りっていきます!
採用に直接関わっていない方も、くらし専科の取り組みを知るきっかけとして、気軽に読んでみてください。
多くの経営者は採用で悩んでいる

セミナーの準備や当日の運営を通して感じたのは、採用について困っていない経営者はほとんどいないということです。
「せっかく求人票を出しても反応がない!」という悩みの声もよく耳にしますね…
求人は、自社の情報さえ並べれば応募が来るという甘い世界ではありません。その先の働き方や、人との関係まで含めて考え抜く必要があります。
多くの経営者が、そういった求人作りの壁にぶつかり立ち止まっている……
セミナーを迎える前から、中小企業が抱える課題は、すでに浮かび上がっていました。
求人票をテーマに採用を考える

今回のセミナーで取り扱ったテーマは『応募が来る求人票・来ない求人票の違い』です。内容は大きく3つのパートに分かれています。
- 講義形式
- 実践ワーク
- 制作発表
それぞれ振り返っていきましょう。
1.考え方をそろえる「講義形式」

講義の様子
前半は、講師の話を聞きながら、自社の採用をどう捉えているのかを確認していきます。
「その内容は、応募する人にとっての判断材料になっているのか?」
この問いを軸に、求人票に書かれている言葉を一つずつ見直していきました。
聞こえのよい飾った言葉は使いやすい反面、実際の働き方までは想像しづらくなりがちです。結果として、求人票に書いてあった内容と、実際の仕事とのあいだにズレが生じてしまうケースも珍しくありません。
採用に向き合うには、良い部分だけを切り取るのではなく、現実も含めて「具体的」かつ「正直」に伝える誠実さが大切です。
求職者が不安に感じそうな点を、あえて先に伝えておくことで、現実的な候補として検討してもらえるんやね!
◆悪い記載例
「未経験歓迎!」
「アットホームな職場です!」
◆改善例
「入社後は先輩社員が横につき、業務の流れから一つずつ教えます!」
「 最初の1〜2か月は補助作業が中心で、いきなり一人で任せることはありません!」
2.自社を題材にした「実践ワーク」

後半は、自社の求人を題材にした実践ワークの時間です。
講義で整理した考え方を踏まえ「何を書くか」ではなく、「応募者にどう受け取られるか」を意識しながら、内容を書き出していきました。
● 実際に負担になりやすい点や、忙しくなる時期
● 入社後にフォローできる範囲
良い面だけに寄せず、現場の実情も含めて内容を整えていきます。
書き進める中で「当たり前に伝えているつもりの内容が実は抜けていた…」と気づく場面も見られましたよ!
参加者それぞれが、自社の働き方を思い返しながら求人票の書き方をチェックしていきました。
3.作成文をみんなで発表

ワークで考えた内容をもとに、最後は一人ずつ求人票のアピール文を発表していきます。
目的は完成度を比べることではなく、書いてみて引っかかった点や、言葉にしきれなかった部分を持ち寄り、互いに確認し合うことです。
同じテーマで取り組んでいても、会社ごとに書かれる内容や言葉の選び方は大きく異なります。発表を聞く中で、自社の求人票と照らし合わせながら、「ここは書き足した方がいいかも…」「この表現は誤解を生みそうだ…」と考え直す場面も見受けられました。
伝え方を少し変えるだけで、求人票の印象は大きく変わるのですね!
こうしたやり取りを経て、参加者それぞれが「自社の求人票で、どこをどう直すべきか」を具体化した状態で、今回のセミナーは終了です。
セミナー後に生まれる交流

セミナー終了後は、そのまま恒例の懇親会へと移動しました。
場所は、メディサポジャパンのすぐ隣にある居酒屋「鳥鳥屋(ちゅんちゅんや)」さん。

焼鳥やおでんが評判で、常連さんから初めて訪れる人まで、いつも賑わっているお店ですよ!
鉄板焼きナポリタンも絶品やで!!

テーブルを囲みながら、セミナー内容を振り返る話もあれば、日々の出来事や、思わず笑ってしまう失敗談まで、話題は自然と広がっていきました。
講師やスタッフも交えたやり取りの中で、その場で質問が深掘りされたり、「うちではこうしているよ~」といった具体的な実例が共有されたりと、本編とは少し違ったトークが展開されるのも懇親会ならではの交流です。
求人票を整えた先でつながる人材

今回のセミナーでは、求人票を入口に、採用について改めて考えてきました。
求人票は、書き方ひとつで受け取られ方が変わります。
自社の状況に向き合い、言葉を選び、試しながら改善し続けていく。その積み重ねの先で、会社にマッチした伸びる人材と巡り会えることでしょう。
今回のセミナーが、採用について一度立ち止まり、見直すきっかけになっていれば幸いです。
なお、次回の『採用×定着セミナー』の情報は、くらし専科の公式LINEでお知らせしています!
セミナー案内のほか、お得なクーポンや特典も配信していますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。